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コラム-よくあるお悩みと一般的な対処法-
COLUMN
Vol.16

肌荒れを治すために見直したい4つのこと|スキンケア・食事・睡眠・運動

つるんと滑らかな肌は、多くの人の憧れです。しかし実際には肌の赤みやぶつぶつ・カサカサが気になる人など、肌トラブルに悩む人が珍しくありません。

肌荒れには必ず何らかの原因があり、普段何気なくとっている行動が引き金になっている場合が多くあります。日常の行動が原因であれば、生活習慣を見直すことで肌荒れ改善が期待できるでしょう。

当記事では、肌荒れを治すために見直したい習慣を、スキンケア・食事・睡眠・運動の4つの視点から解説します。

 

肌荒れを治すために見直したいこと(1)スキンケア編

一口に「肌荒れ」と言っても、肌が荒れる原因や症状はさまざまです。肌荒れが起こる原因によって効果的な対処法は異なる上、間違った方法を選んでしまうと治るどころか反対に悪化する恐れすらあります。肌荒れへの対処法を試す前に、まずは肌荒れが起こる原因を把握しましょう

肌荒れが起こる原因は、主に下記の6つが挙げられます。

  • 化粧品との相性
  • アレルギー反応
  • 肌の汚れによる毛穴の詰まり・炎症
  • 皮膚のバリア機能低下
  • ホルモンバランスの乱れ
  • ターンオーバーの乱れ

「化粧品を新しくしたら肌が荒れた」「化粧品を使った場所だけ肌が荒れる」などの症状が出た場合は、速やかにその化粧品の使用を中止しましょう。皮膚科を受診して医師の診断を受けたほうが無難です。どの成分との相性が悪いかを突き止めれば、後々肌荒れを起こしにくい製品を選ぶ際の基準になります。

また、「特定の場所に行ったとき・特定のものを食べたときだけ肌が荒れる」といった場合はアレルギー反応が疑われます。アレルギーが原因の場合も、早めの受診が大切です。

肌荒れの原因が他の4つの場合、スキンケア・食事・睡眠・運動の見直しで改善できる可能性があります。ここでは、肌荒れの対処法として効果的なスキンケア方法を、洗顔・保湿ケア・紫外線ケアの3つに分けて解説します。

 

洗顔

洗顔は、スキンケアの中でも特に重要です。肌についたホコリや化学物質、分泌された汗や皮脂といった汚れが残っていると、肌への刺激や負担が大きくなり、肌荒れやかぶれにつながります。毎日欠かさず洗顔をし、肌を清潔な状態に保つことが大切です。

ただし、汚れを落とすことだけを考えてゴシゴシと強く擦ったり、じっくりと時間をかけて洗ったりすることも肌へ大きな負担がかかります。また、洗浄力が強いクレンジングや洗顔料は短時間で手早く汚れをオフできるものの、肌に必要な水分や油分も洗い流してしまうデメリットが否めません。バリア機能の保持という観点からは避けたほうがよいでしょう。

【洗顔で意識したいポイント】

  • 朝と晩に1回ずつ行う
  • 洗顔料を使い、ぬるま湯で洗う
  • 汚れは落としつつも洗浄力が強すぎず、低刺激な製品を選ぶ
  • 添加物が少ない製品を選ぶ
  • 軽くツノが立つ程度まで泡立ててから顔に乗せる
  • 肌は直接擦らず、泡越しに撫でるように洗う
  • すすぎ残しがないようしっかりと流す
  • 吸水性が高いタオルで押さえるようにして水分をふき取る
  • 少しでも肌に合わないと感じる場合は、洗顔料を変える
三石流・健康常識クイズ

 

保湿ケア

肌のもっとも外側にある角層表面は、汗や皮脂によって構成される皮脂膜で覆われています。皮脂膜は、肌の水分量を適度に保ちつつ、ホコリや細菌といった外部刺激から肌を守る役割を果たす重要な部分です。

しかし、間違った洗顔法で適度な皮脂膜が保てなかったり、ターンオーバーの乱れによって角層細胞がうまく循環しなかったりすると、肌の水分が失われます。また、肌の乾燥は加齢や紫外線の影響も無視できません。

保湿ケアでは、肌の潤いを奪う外的要因を排除しつつ、もともと持っているバリア機能を生かすサポートをすることが大切です。化粧水・美容液・乳液・クリームなどは、自分の肌質に合った保湿力の高いアイテムを選ぶとよいでしょう。薬用有効成分が入ったスキンケア商品などもおすすめです。

【保湿ケアで意識したいポイント】

  • 正しい方法で洗顔する
  • 洗顔後は素早く保湿する
  • 肌のタイプ・季節・年齢にあった化粧品を選ぶ
  • 化粧品の規定量を守る
  • 紫外線ケアをしっかり行う
  • 栄養バランスのよい食事をする
  • 十分な睡眠をとる

 

紫外線ケア

紫外線は、シミやそばかすの原因になるだけでなく、活性酸素の発生や乾燥肌を引き起こすことで肌荒れの要因ともなります。紫外線ケアと言うと、夏や晴れの日のイメージが強いですが、季節や天気に関係なく1年中行うことが大切です。また紫外線は、ガラスや水で遮断し切れないため、活動シーンに合わせて日焼け止めを使い分けましょう。

盲点となりやすいのが、使いかけで放置していた日焼け止めの使用です。未開封かつ数年以内であれば品質に問題ないとされますが、開封後は中身が劣化したり雑菌が繁殖したりする可能性があるため避けたほうが無難です。

【紫外線ケアで意識したいポイント】

  • 日焼け止めはケチらず、規定量をしっかりとムラなく塗る
  • メイクをする場合でも最初に日焼け止めを塗る
  • 一度塗っても安心せず、数時間ごとに塗り直す
  • 屋内でも日に当たる場合は、日焼け止めを塗る
  • 開封後半年以上経過した日焼け止めは使わない
  • 日傘や帽子なども活用する
三石流・健康常識クイズ

 

肌荒れを治すために見直したいこと(2)食生活編

正しいスキンケアを行っているにもかかわらず肌荒れが続く場合は、食生活を見直してみましょう。例えば、下記のリストに当てはまる項目はないでしょうか。

  • 脂質・塩分・糖質が多い食品をよく食べる
  • お酒を飲む機会が多い
  • カフェインが欠かせない
  • 水はあまり飲まない
  • 香辛料がきいた刺激物を好む
  • 食事を制限している

食生活が偏ると摂取できる栄養素も偏り、肌の正常なターンオーバーを損ねます。また、脂質・糖質・カフェイン・香辛料などが多い食品は、皮脂の過剰分泌を招きやすいため、肌荒れを悪化させるケースもあります。

肌内部から綺麗を保つためには、1日3食の栄養バランスがよい食事や腸内環境を正常に整えられる食品の摂取を意識しましょう。

【肌を綺麗に保つために意識して摂りたい栄養素】

タンパク質 肉・魚・乳製品など
ビタミンB2 レバー・青魚・アーモンドなど
ビタミンB6 豚肉・のり・豆など
ビタミンC パプリカ・キャベツ・キウイなど
ビタミンA うなぎ・かぼちゃ・卵など
ビタミンE 植物油・ナッツ・たらこなど
カリウム アボカド・イモ・ホウレンソウなど
カルシウム 乳製品・小魚など
β-カロテン 緑黄色野菜など
鉄分 レバー・海藻・貝など
食物繊維 野菜・きのこ・果物など
オメガ3系脂肪酸 青魚・亜麻仁油・荏胡麻油など

 

肌荒れを治すために見直したいこと(3)睡眠編

肌荒れを治すためには、毎日良質な睡眠を取ることも重要です。美肌を保つためには、皮膚のターンオーバーが正常に行われなければなりません。

ターンオーバーは、成長ホルモンが多く分泌される睡眠中に活発化し、1か月〜6週間程度の周期で肌が入れ替わりますが、睡眠不足が続くとターンオーバーのサイクルが遅延します。また、睡眠不足になると男性ホルモンを分泌させる交感神経が活発化し、皮脂が増えてしまうことも肌が荒れる原因の1つです。

【良質な睡眠を取るためのポイント】

  • 毎日同じ時間に就寝・起床する
  • 入眠後3時間程度は、深く眠れる環境を用意する
  • 就寝前はスマホやパソコンをいじらない
  • 入浴は就寝の1時間前には済ませる
  • 身体に合った寝具を利用する
  • 起きたら日光を浴びる

 

肌荒れを治すために見直したいこと(4)運動編

適度な運動は、肌を綺麗に保つことにも役立ちます。有酸素運動で全身に栄養と酸素を十分に行き渡らせることができれば、肌のターンオーバーが活性化される効果が期待できるでしょう。

運動時の発汗によって古い角質層がふやけて剥がれやすくなったり、毛穴の機能が活発に働いて皮脂や老廃物の排出が促されたりすれば、肌の自然なピーリングが可能です。また、適度な運動で身体をほどよく疲れさせることで、良質な睡眠を取りやすくなるといった利点もあります。

【綺麗な肌を保つための運動のポイント】

  • ウォーキングなどの有酸素運動を行う
  • なるべくノーメイクで運動する
  • 1時間程度を目安にする
  • 小まめに水分を補給する
  • 就寝の3時間程度前には運動を終わらせる
三石流・健康常識クイズ

 

まとめ

肌荒れの主な原因は、「肌の汚れによる毛穴の詰まり・炎症」「皮膚のバリア機能低下」「ホルモンバランスの乱れ」「ターンオーバーの乱れ」です。これら4つの原因であれば、スキンケア・食生活・睡眠・運動といった生活習慣を見直すことで、解決できるでしょう。

しかし、生活を改善しても肌荒れが治らない場合や、化粧品・アレルギーが原因で肌が荒れている場合は、生活習慣の見直しで改善できないこともあります。自分自身の対処で改善が見られないときは、早めに皮膚科などの医療機関を受診し、医師の診断を仰ぐことが大切です。