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コラム-よくあるお悩みと一般的な対処法-
COLUMN
Vol.7

体がだるいと感じる原因とは?基本的な対処法も紹介

体のだるさは、日々のさまざまな習慣や生活環境などがきっかけとなって起こります。だるさを感じる状態で過ごすと、仕事や家事などの日常生活に悪影響をもたらします。体のだるさを解消するためには、生活習慣の見直しを行うことが欠かせません。

当記事では、体のだるさを感じる原因、および体がだるい時の対処方法などについて解説します。体がだるいと感じている方、体のだるさを軽減して健やかに過ごしたい方は、ぜひ参考にしてください。

 

「体がだるい」とはどのような状態?

「体がだるい」とは、全身が重く、疲れたような感覚がある状態のことです。医学の世界においては、「倦怠感」とも呼ばれ、仕事やスポーツによる肉体的疲労や、ストレスを受けることによる精神的疲労などが原因となり引き起こされます。

人の体には、外部の環境に関係なく状態を一定に保とうとするホメオスタシス(生体恒常性)という働きがあります。例えば、寒い時に体を震わせて温めたり、暑い時に汗を流して体温を低下させたりするのもホメオスタシスの力です。

「だるさ」は体が休養を欲しがっているサインであり、ホメオスタシスが正常に機能しなくなりかけているという危険信号でもあります。したがって、だるさを放置すると体の状態が一定に保てなくなり、さらなる心身の不調につながる可能性があります。

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体がだるいと感じる原因3つ

倦怠感を感じる原因には、さまざまなものがあります。自分では「これが倦怠感の原因だ」と認識しているものがあっても、本当の原因は異なるケースも少なくありません。

以下では、体のだるさを感じる原因として、代表的なものを3つご紹介します。心当たりのあるものはないか、チェックしてみてください。

 

生活習慣

乱れた生活習慣が続くと、体に疲労が溜まりやすくなります。社会人の方の中には、あまり休息を取らず日々働き詰めになっている方も多いでしょう。仕事に追われたり、睡眠不足が続いたりすると、疲労が蓄積して体がだるいと感じやすくなるため注意が必要です。

また、毎日の食事や就寝の時間が定まっていないなど、生活リズムが不規則な状態が続くと、体内時計が狂い、倦怠感が引き起こされやすくなることがあります。

さらに、運動不足の場合、代謝が低下して体内にある水分や血液の循環が悪くなり、だるさを引き起こすことがあると言われています。だるい時に無理に体を動かす必要はありませんが、日常的に適度な運動を心がけるようにしましょう。

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ストレス

ストレスの多い生活を送っていると、脳の疲れが蓄積し、倦怠感を引き起こすことがあります。また、ストレスを抱えると自律神経が乱れやすくなります。自律神経が乱れると、眠りが浅くなり、生活リズムが崩れ、結果的にだるさを引き起こすことも少なくありません。

育児や仕事といった日々のストレスだけでなく、転勤や転職といった大きな環境の変化によるストレスにも注意が必要です。なお、環境が変わったことによるストレスの場合、環境に慣れれば、自然と体のだるさが解消されるケースもあるでしょう。

 

食生活

朝は忙しいことを理由に、朝食をほとんど食べないという方もいるのではないでしょうか。朝・昼・晩の3食をきちんと食べないと、必要な栄養素が不足し、疲労が蓄積されやすくなると言われています。生活リズムを整えるため、毎日決まった時間に、食事を取るようにしましょう。

また、食事を抜くことだけでなく、食べすぎることにも注意が必要です。食事量が多すぎるとエネルギーが余分に摂取され、消化をする上で内臓に過度な負担がかかる恐れがあります。

 

体がだるいと感じた場合の対処法

体がだるいと感じる症状は、生活習慣や食生活などに原因があるケースがほとんどです。生活習慣や食生活などが原因となっている場合、自分で対処法を実践することができます。

以下では、自分で始められる体のだるさの解消法について、代表的なものを3つ紹介します。

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睡眠の質を高める

睡眠の質を高めるためには、以下の点を意識しましょう。

・寝る直前に食事をしない

夕食は寝る3時間以上前に済ませるのがおすすめです。寝る直前に食事を行うと、寝ている間に消化吸収活動が行われ、全身を十分に休息させられなくなるためです。

・湯船に浸かる

お風呂の際はシャワーだけでなく40度程度の湯船に浸かるようにしましょう。お湯に浸かることで全身の血行が促進され、リラックスできると言われています。ただし血行が良い状態では眠りにくくなることがあるため、寝る直前ではなく少し前に入浴を行うのがベストです。

・午前中に太陽光を浴びる

午前中に太陽の光をしっかりと浴びておくことも、質の高い睡眠のために重要です。太陽光によって乱れた生活リズムが整い、深い眠りにつきやすくなります。

 

栄養バランスの取れた食事を心がける

バランスの整った、偏りのない食事を摂るようにしましょう。以下は食事に関するポイントです。

・食事は抜かない

朝・昼・晩の食事は抜かず、しっかりと摂るのが大切です。

・バランスのよい食事を心がける

体のだるさを解消するため、疲労回復によいとされる食べ物を中心に摂取しようと考える方もいるでしょう。ただし、どのような食べ物であっても一辺倒に1つのものばかりを摂取するのは推奨できません。身体が必要とする栄養を全体的にカバーできるようにバランスを考えて食事をとることを心掛けましょう。

・サプリメントを活用する

栄養バランスの良い食事を続けるのが難しい場合、サプリメントや健康食品で補うのも手段の1つです。

 

運動不足を解消する

ウォーキングやエアロビクスといった有酸素運動を適度に行うと、次のような理由から体のだるさが解消されやすくなります。

・血行の促進につながる

運動をすると体の血行が良くなるためです。血行が良くなると、疲労物質が効率的に処理され、体の疲れが取り除かれやすくなります。

・食欲が促進される

運動を行うと食欲が促進されるため、栄養不足を防ぎやすくなります。

・眠りがスムーズになる

日が出ている間に運動をすると、体が適度に疲れ、夜眠りにつきやすくなることが挙げられます。深い眠りは生活リズムを整えるため、倦怠感の解消につながりやすくなります。

 

体のだるさが回復しない場合は医療機関へ

体のだるさがなかなか回復しない場合は、何らかの病気が隠れているケースも考えられます。また、疲れやだるさ以外の他の症状が現れる場合も、病気の可能性があります。具体的には、発熱や体重減少、むくみ、息切れ、便や尿の異常などの症状です。

隠れている病気の候補としては、シックハウス症候群、更年期障害、慢性疲労症候群、糖尿病などが挙げられます。また、体の病だけでなくメンタルヘルスに関する病の可能性も考えられるでしょう。

出典:みんなのメンタルヘルス-厚生労働省「うつ病」

なお、自身が病気であるかどうかは、医療機関でないと正確に判断することが困難です。さらに、無理に我慢したり長期間放置したりすることで、病気が悪化するリスクも考えられます。当記事で紹介した対処法を実践してもだるさが取れない方、症状が重いと感じる方は、一度、総合内科を受診してみることをおすすめします。

 

まとめ

「体がだるい」とは、体に疲労感がある状態のことで、「倦怠感」とも呼ばれます。

体がだるいと感じる場合、生活習慣の乱れ、ストレス、食習慣の乱れなどが原因になっている場合があります。良質な睡眠やバランスの良い食事、適度な運動習慣を心がけることによって、体のだるさが軽減できる可能性があります。

ただし、今回紹介した内容は、あくまでも一般的に言われている情報です。不安を感じている方は医師への相談を行い、適切な指導や治療を受けることをおすすめします。