「生涯、学習者であれ」という三石先生の言葉を毎日思い返して自分を律しています
17歳の時に初めて三石先生の勉強会に参加し、39歳になってから本格的に『三石理論』を学び始めたという阿部泰子さん。
以後、健康への向き合い方が変わり、自分にとって必要な栄養を日々、摂取し続けることが精神的な支えにもなっている、とおっしゃいます。約40年にわたって、共に、『三石理論』を実践されている阿部さんご夫妻に、お話を伺いました。三石先生の“幸福感”という言葉に感動して
阿部泰子さんが『三石理論』の勉強会に参加したきっかけは、お姉さまが三石先生の教え子でいらしたご縁からでした。39歳の時、阿部さんは、三石先生に「私は、病気でも不健康でもありませんがプロテインを飲むと、どんな役に立つのですか?」と質問しました。
すると、三石先生は、「幸福感が湧いてきます」とお答えになられたそうです。「私は、もう劇的に、感動しまして。プロテインを飲めば病気になりにくい、という答えを予想していたので、“幸福感”という言葉がとても魅力的で心に響きました。音楽を聴いて幸せだな、とか、キレイな絵画を見ていいなぁ、と思うのと同じように、プロテインで“幸福感”を味わうことができるなんて。三石先生は当時80歳くらいで、近づきがたい存在だったのですが、目を輝かせて、生き生きと“幸福感”とお話しくださったことが、すごく素敵で強く印象に残っています」
その一言で、『三石理論』をとても身近に感じ、三石先生のことを、もっと知りたい、もっと勉強したい、と思ったことが泰子さんの出発点になりました。
不思議なくらい健康なので、女房に感謝感謝。
“健康と不健康とは連続しているものであり、日によって体調は変化する。健康管理とは、「健康レベル」を少しでも高く保っていくことであり、極限まで高めるための努力である”という『三石理論』の教えを、阿部さんご夫妻は日々の暮らしの中で実践しています。
「朝起きた時になんか調子いいな、とか、今日は身体が重たいな、とか感じますよね。それによってサプリメントの量を変えて、その日の体調に合った栄養を摂るようにしています」と語る泰子さん。ご主人にも、その時々の状態に合わせたアドバイスを欠かさないそうです。
「女房が、私の体調に合わせて、今日はこれをメインに摂りなさい、とわかりやすく説明してくれるので、言われるままに、ずっと実践してきました。今は、どこも悪いところがなくて、不思議なくらい健康なのは、女房のおかげです。言うなれば、今の私の健康状態が『三石理論』を体現しているということです」とご主人の善一さんも『三石理論』を実感されているそうです。また、お二人とも健康を維持するための運動も習慣にされており、泰子さんはエアロビクスを22年、バランスボールを11年、教室に通って続けているのだとか。
「コロナ禍で教室がお休みになったら、途端に筋肉が落ちてしまって。今までは主人と並んで歩けたのに、遅れてついていけなくなった。身体は正直、続けるって大切ですね」と語る泰子さん。一方、ご主人の善一さんは、毎朝25分間、バランスボールとストレッチボールを使った運動を行い、公園の散歩では最低6000歩を日課にしているそうです。
「いつまでも、スッスッスッと歩いていたいから。やったりやらなかったりは嫌なので、健康のためにやるのだと頭にインプットして継続しています」
元気になっていく人を見ることが、私の生きがい
泰子さんは、身体の不調で悩んでいる人たちの話を聞き、『三石理論』をわかりやすく説明したうえで、その人が、今必要としている栄養や、「健康自主管理」の仕方などをアドバイスする活動も行なっているそうです。
「一つのカプセルに、ビタミンやミネラルなど全部の種類が入っている一般的なサプリメントを、皆さん飲みたがるんです。楽ですからね。でも、ビタミンCをたくさん摂らなくちゃならない人もいれば、ビタミンAが必要な人もいるわけです。そのため、まず摂るべき栄養素と量には個体差があるということを理解してもらうようにしています」
相談を受ける際には、その人がどんな風に困っているのか、辛い気持ちに寄り添うことも心掛けているのだとか。
「阿部さんにお話したら、気持ちが晴れた! と喜んでくださる方もいて。体調が良くなって、元気になった気がする、って言われると、うれしいですね。成果が出ているなって、自分で感動するんです」
そんな泰子さんが「健康自主管理」を継続していくうえで大切にしていることは、『三石理論』を毎日繰り返し勉強して、まだ知らないことがたくさんあるということを自覚することだと言います。
「三石先生が書いてくださった、“真理の尊重なくして、繁栄なし”という色紙を見えるところに飾っています。情報は山ほどありますが、果たしてこれが本当なのか、常に三石先生は考えていました。『死ぬまで、学習しなさい』とおっしゃっていましたね。『生涯、学習者であれ』という先生の言葉が、私のモットーです」
80歳になった今、日々“幸福感”が満ち足りて
「主人は証券マンでずっと忙しかったので、家庭のことは私一人で判断してやってきました。今は、良いことも悪いことも、いつでも本音で主人に話せるので日々、“幸福感”が満ち足りているという感じです」と語る泰子さんは、三石先生から伝えられた“幸福感”というものを、80歳になった今、ご夫婦でしみじみ実感されているそうです。
また、阿部さんの娘さんと息子さんも、お母さまに教えを受けながら『三石理論』を実践中なのだとか。
「特に息子はこの10年ですね。40代後半になって身体の不調が出てきてから、たびたび電話をかけてきては、『いまこんな体調なんだけど、何がいいですか?』って(笑)。やっぱり、健康であり続けるには、女房が勧めてくれるものを言われた通り、これからも、ずっとやっていこうと思います。女房も、僕にはまだ多少、長生きしてもらいたいと思ってくれてると思うので(笑)」
と語る善一さん。家族そろって『三石理論』という共通の話題があり、一緒に健康に向き合えることも、“幸福感”のひとつなのだと言います。その言葉通り、お二人の明るく輝く笑顔には、元気に人生を謳歌する“幸福感”が満ち溢れていました。